国会は寄席になりました小嶋社長 証言拒否40回 耐震強度偽装問題をめぐり衆院国土交通委員会によるヒューザー(東京都千代田区)の小嶋進社長(52)の証人喚問が17日午後、開かれた。小嶋社長は、問題発覚後の国土交通省への働き掛けについて「安倍晋三官房長官の秘書に議員会館で相談した」と証言した。安倍氏は記者会見で、秘書が小嶋社長と面会したことは認めた上で「一切働き掛けはしていない。私は面識がないし、後援会の一員でもない」と述べた。 早口でまくしたてる強気の豪腕社長はどこへいったのか。この日、証人喚問された小嶋社長は、神妙な表情で証言拒絶を繰り返した。怒鳴り声を上げた昨年11月の参考人招致とは一変し、目を伏せて頭を下げ続ける。政治家への働き掛けは認めたが、核心部分は証言を避けた。「国会をばかにするな」。何度も怒号が飛んだ。 小嶋社長は黒っぽいスーツとネクタイ姿。エネルギッシュに語り、ときに質問者をにらみ返した参考人招致とは違い、表情は生気を欠く。証言を求められると一呼吸おいてから立ち上がり、口調もゆっくり。時間稼ぎをしているようにも映る。 「(宅建業法などでの)違法性があったという認識はございません」。自らの刑事責任は明確に否定したが、問題を把握した経緯など重要な部分になると「刑事訴追の恐れがあるので、拒絶させていただければ」「申し訳ありませんが、控えさせていただきたい」。証言拒絶は約40回に及んだ。 「あなたは何をしにきたのか」と議員はいきり立ち、やじがわき起こる。「(参考人招致のときの)あれぐらいの勢いで堂々と語ってくださいよ」と皮肉る声も。後ろの席に陣取った補佐人の弁護士と頻繁に相談し、委員長から注意されることもたびたび。 問題の発覚後、安倍晋三官房長官側に相談したことに質問が及ぶと、一瞬視線を泳がせ、動揺を見せた。時折、口ごもりながら秘書と議員会館で会ったことを明かした。 この日は多くのマンションが倒壊した阪神大震災から11年。委員会冒頭、全員で犠牲者に黙とうをささげた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 証言拒否は5回まで、とか規則を作らないことには証人喚問なぞ、意味がない。タレントのゴシップを追いかけているマスコミと変わらないじゃないか。(下部健太)
by xsightx
| 2006-01-18 12:42
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